春の訪れが待ち遠しいですが、まだまだ水中では真冬まっさかりですね。
気温と水温が同調するのは数週間かかるらしいし、気温もたった1日で10度近く上がったり下がったり、地上の我々が異常気象に悩まされている今日この頃ですね。
今回は、「冬でも釣れる魚」と題していますが、魚も年中エサを捕食しているので、正確には、鮎を代表とする「1年魚」を除き「冬でも近場で釣れる魚」となるでしょう。(写真は、茨城県の大春丸様よりヒラメ)
まず、近場で「冬によく釣れる魚」と、数は多く出ないが「冬に大きいのが釣れる魚」に分かれます。
よく釣れるのは、淡水では、ワカサギ、アマゴ、ニジマスで、海水魚では、メバル、カサゴ(ガシラ)、グレ(メジナ)、ヒラメ、スズキ、イサギ、ヤリイカ、アカイカなど、数え上げればきりがないぐらいです。
大きい魚は、へらぶな、チヌ、ヒラメ、アオリイカなどまもなく産卵が始まる魚すべてといっていいかと思います。
毎年この時期に、1日1回あるかどうかのアタリをとるために、手袋も使わず冷たい水で団子を練る「筏のチヌ釣り」は、冬の修行の釣りと言われるほど厳しい釣りですが、釣れれば年なしと言われる50オーバーの確立が大変高い釣りです。
その他ヒラメもスズキも大物が狙えますよ!(写真は、和歌山県の山田様よりマダイとチヌ)
関東では60~90cmの太刀魚4~9本釣れていますが、なんと水深は120mなんです。
船釣りでないと到底無理ですよね。
要するに魚は年中釣れるのだから、季節によって「ポイント」と「餌」「仕掛け(水深含む)」の3点を使い分ければ、真冬でも十分に釣りは楽しめるものです。
このように釣りが難しい時期こそ、1匹でも釣れた時の喜びは何ともいえない達成感があるものです。
せっかちな我輩は、今何が釣れているのかを感覚的に覚えるために、スーパーの魚売り場で魚名と捕れた場所を常にチェックするようにしています。
あとは、サイトでターゲットを絞って釣行のための餌、仕掛け、船などを確認すれば、バッチリです。
あたたかい春が待ち遠しいですが、春も難しい時期の釣りなので、釣りの腕を磨くいいチャンスですよ。(写真は、兵庫県のせとうち丸様よりガシラ・カサゴ)