釣りには合わせるという「リズム」が重要で、私の知っている釣りの名手は歌がうまく、リズム感が良く、実際にミュージシャンとして活躍している人も少なくない。
落とし込みの名手「長田伸一郎」さんは、エレキギターを持って、ライブ活動を積極的に行っているし、ヘラブナの名手「田中武」さんも「フラメンコギター」をやっていたし、「今井浩次」さんは、OSAKA ROOTSの「大漁」というCDの歌詞やボーカルも担当しており、大のビートルズファンでもある。(写真はOSAKA ROOTSの「大漁」)
しかし、「リズム感がいい=反射神経がいい=釣りがうまい」と考えるのは正しいと思うが、それ以外にも、「集中力がある」「アタリがあるまで辛抱できる」「自分で仕掛け作りができるなど手先が器用」「釣れない時があってもあきらめない」「負けずぎらい」など、名手にはそれ以外の要素も備わっているものだ。
釣りを始めとしたレジャーやスポーツには、それぞれ、身体能力以外にも内面的な能力も不可欠だであろう。(写真は落とし込みの名手・長田伸一郎氏)
よく、スポーツ選手が試合の直前まで、イヤホンで音楽を聴いていたなどを耳にするが、釣りや漁でも「音楽=リズムと音」は不可欠なもので、いい舟唄を歌っていると、漁の成績があがるなど、過去の経験値で引き継がれてきたのだろう。
一度「演歌」と「HIP&POP」を聞いてジギングするときの釣果の違いを試してもらえれば、釣り(漁)と音楽の関係が自ら体感できることと思う。
しかし、船釣りの場合は、ポイントに着くまでは、ゆったりとした曲でないと「船酔い」するかもしれないのと、一定時間以上の大音量で音楽を聞くと、耳や脳の神経が疲れるので要注意です!(写真は2015/6発売の当サイト姉妹ブランド・ジョークミュージック発売の「僕はフグ」「宇治川でカンパイ!」)