魚釣りにはお金がかかる?と釣りをしたことのない人に聞くとどのように返事がかえってくるでしょうか?
おそらく、大半は竿もリールもクーラーも服装などで準備にお金がかかり、また、朝早くから出かけないといけないし、エサ代も割とかかると言われると思います。
釣りを何十年と楽しんでいる人なら、服装も仕掛けもいたってシンプルで、1日~1000円ほどで十分に魚を釣って遊べるノウハウを会得しており、釣りの楽しみ方もかなりマニアックであり、ご高齢でも元気な人が多いのも「釣り人」ならではの自然の恩恵であると言えるでしょう。(写真は福井の金丸渡船にて)
「この魚はこの釣り方が一番いい」と言われているのは、釣り人などのあくまで経験値であり、新しいのではなく無難な釣りであると言ったほうが正しいかもしれません。
これでは平均以上に釣れたり釣れないことも多く、「釣り」がもたらす至福の感動を得ることはまずないでしょう。
要はぶっちぎりで釣る為の「感動を得る新しい釣り」を今回は考えていきたいと思います。
新しい釣り方を考案するのは、だいたいメーカーではなく「負けずぎらいな研究熱心な釣り吉」です。
メーカーは如何に利益を出すかを考えるのは当然だから、お金をかけて釣具をそろえるのとは、ちょっと意味合いも違ってくるし、ベテランは、あまりお金をかけない分、釣りの回数も多く、その分腕も上がってくるということになります。(写真は船頭の必殺仕掛けを使う和歌山の戸田丸の釣果)
例えば、筏でマダイを釣りに行ったが、まったくアタリがない。
アタリのないまま、お昼の弁当が船頭さんから届く。
弁当を食べながらでも、悔しい思いで、あと数時間しかないことを感じつつ、「今日はこの海を見ただけでもいいか?」と決して諦め気分になってはいけません。
そこで、何がなんでも1匹でも釣って見せると、弁当に入っている「ミカン」「たくわん」「梅干」「プチトマト」「かしわ」など片っ端からエサにして試してみる。
すると、「ミカン」「プチトマト」でマダイが食ってきた・・・。というのが、感動的な新しい釣りの発見です。
もちろん、仕掛けも、ルアーも、誰もが試したことのない方法でやってみると思わぬ大漁に出くわすこともたまにあります。
自然環境のことも考慮しないといけないが、消しゴムで落とし込みのチヌを釣ったり、パンティストッキングや布ぎれでアジが釣れたり・・、など全国にはいろいろなやけくそ?研究熱心?の釣り人がいるものです。
新しい釣りのほとんどは、周りから笑われたりもするし、不発に終わるが、宝くじに当たるよりももっと確立は高く、釣れた時の喜びと発見は、あなたの貴重な宝物なので勇気を持ってぜひチャレンジして欲しい。
こんなことを考えだすと仕事も手につかず、夜も眠れないぐらい、いろいろなアイデアが出てくるかも?(写真はミカンやプチトマトのえさ発祥「じゃのひれフィッシングパーク」)