最近の若者は釣りをしない・・、と言われています。
また、車に乗らないなど、ここ10年の「失われた日本」で、若者の趣味も変わってきているかもしれません。
しかし、ジャニーズなどの若者がテレビで釣りをしているのを良く見かけますし、「釣り」が大好きとも言っています。
また、元AKBの前田敦子さんもNHKで釣り番組に出ていたのも記憶に新しいところです。
そもそも魚釣りは、生きていくための人間本来が持っている食欲に係る「狩猟本能」と深い関係があるので、魚が釣れれば誰だって「やった!」と思うはずですし、「うまそう」と思うのはごくごく自然な姿です。
「釣り」の楽しさに「ゲーム性」「トーナメント」などの付加をつけることにより、「釣り業界や釣り人」は、かなり複雑な釣りを考案しては進歩してきました。(写真は、水中が見れる当社が開発した「見えまっせ!」・2006年・未発売)
我輩の息子も「ゆとり教育」を受け、今の若者の世代に入ると思うが、とにかく競争心やハングリーさが年上の姉とは全く違う。
もちろん、家庭での我輩の教育を反省すべきだが、出来の悪い息子ほどかわいいがゆえにいろいろなことを考えてしまう。
子供は親の背中を見て育つものだが、今の若者の親は、45~60歳が多いので、若い時には高度成長期やバブルも経験しており、いろいろな趣味や遊びも子供に教えることもできそうだが、肝心の子供が小・中学生ぐらいには、バブル崩壊、リーマンショックなどもあり、忙し過ぎて十分に「釣り」などの遊びを教えることもできなかったのかも知れないと振り返ってみる。
それと、ようやく給料のベースアップする企業が増えだしたが、ここ10年ほどは、働けど、働けど、なかなか小遣いが自由に使えない親が多いのも原因かと思う。
釣りなどのアウトドアに釣れていくのもかなり減っていたし、昔の阪神、阪急、JRの終電は、ほぼ毎日満員で酔っ払いの中年おじさんが必ず何人もいたが、今は終電でも座れることもあるぐらい、我輩も同じだが、小遣いもかなり少なくなっているのである。(写真は「尼崎市立魚つり公園」にて親子様)
今の若者はたくさん稼いで、たくさん使うというよりも、少しの稼ぎでもそれなりにやっていく堅実さもあり、でしゃばるというよりも、控えめな感じもするがゆえに、車で遠方まで夜中から釣りに出かけるのが少ないのかもしれない。
「釣り」の効用や学ぶことは、いろいろあり、「釣り」があるから、人生充実して楽しく、「よし!明日も頑張ろう!」という姿を今の若者達に見てもらえるよう努めていきたいと思っている。
これからの日本を支える今の若者にもっと元気でハツラツとしてもらるのは、我々人生の先輩の大事な責務かもしれない。
お金では買えない「魚を釣った時の喜び」を1人でも多くの若者に体感して欲しいと思う今日この頃です。(写真は「つり具のまるきん」よりカミナリイカ)