前線や台風の影響を繰り返し受けたり、記録的な多雨となったり、相変わらずおかしな天気で、人間も同じく自然も疲れてきているのかもしれませんね。
今回は「釣り教室」についてですが、高度成長期には、「釣り教室」なんてものは、ほとんどなかったのではないでしょうか?
もともと、親、兄弟、友人などと一緒に釣りに行って、そこで自然に覚えるものなので、教室などは必要なかったのですが、現在の日本では、そのようなコミュニケーションが少なくなっているので「釣り教室」というものができているのでしょう。(写真は、カサゴ・メバル釣り体験教室にて)
現在、日本の釣り振興を積極的に行っている最も大きな組織が、公益財団法人日本釣振興会で、毎年、各都道府県の支部で「釣り教室」を行っています。
我輩も兵庫県支部の教室には、講師として時折参加していますが、兵庫県支部の教室は平日で限定数なので、当初予測していた高齢者が多いのでは?と思っていましたが、こられる方の大半は、既婚されている若いお父さんが多いのです。
目的は、「子供に釣れて行って欲しいと言われた時に、親としての威厳を持ちたい!」というような動機が多いのも頼もしい限りです。(写真は、にっちょうしんのウキ釣り教室「波止場の実釣編」にて)
今の釣りは、なぜか年々難しく難しくなってきているように感じる方も多いと思われますが、これは、メーカーやテスターさんの立場から、そのようになってきているだけで、実際の「釣り」は、いたって簡単でシンプルです。
我輩も、初めて釣りをされる方に、「見ておいてくださいよ。一投目に釣れますから・・。」と言って、気合を入れてそのように釣ってもらうことから始めます。
エサがなくなる釣り場では、魚がいるのですから、一番小さな針に変えれば、8割がた針にかかるのです。(小物ですが・・。)
最初に魚を釣る楽しみから覚えていただいて、その次に、大物や目標の魚を釣るには、どうしたらいいのか?など、発展できるように指導していますので、毎年リピーターも着ていただいています。
釣り教室などを通して、釣りの輪も広がってくることを願っています。(写真は、若洲海浜公園親子釣り教室にて)