今回は、身近な大物釣り「投げ釣り」にスポットを当てていきたいと思います。
まず、仕事も遊びも忙しく難しくなってきている近年は、「投げ釣り」と言えばキス釣りのトーナメントのイメージが強く、遠くに飛ばすとか竿をずっと持ったまま集中して釣るなどと思っている方も多くおられるのではないでしょうか。
簡単に誰でも釣れる「釣り」はアジの「サビキ釣り」が定番だが、せいぜい大きいのは外道を入れても50cmぐらいですね。
「投げ釣り」は遠投ができるので50オーバーのカレイ、アイナメ、クロダイ、カサゴはもちろんのこと、1mのマダイ、1m20cmのスズキ、1m6cmのアラなど「日本記録の大半」を持っているのをご存知だろうか?(全日本サーフキャスティング連盟のデータより)
ちなみに我輩が小学生の時に母親と弟の顔を同時に釣ったのも投げ釣りです・・・。
これも大物??(2人共病院で針をはずしてもらいました。くれぐれも注意!)
これを聞くと、竿やリール、仕掛けなど難しいのではないか?と一見思うのは大間違い!適当に魚のいそうなところに投げて、特に穂先を見てあわせることもなく、釣場で雑談したり歩き回ったりしている釣り人が案外多いのです。
また、竿先に鈴などつけて、向こう合わせでアタリがあるとのんびりリールを巻いて釣り上げて、意図もたやすく大物をGetしている。
よそ見をしてても、あまり関係のない釣りが「投げ釣り」の大らかな良いところでもあります。
好きな釣りのジャンルによって、性格も違ってくるが「投げ釣り愛好家」は、大らかで楽しい人が意外と多いのもうなづける。
ぜひ釣りに行かれたときには、「投げ釣り用の竿と仕掛けを1セット」用意して、本命の釣りの横に軽く投げているだけで「思わぬ大物」がHITするかも知れません。
ワンポイントとして、
1、根がかりがするところは場所を変える。
2、投げるときには、後ろを必ず確認する。
3、根がかりした場合は、オモリが飛んできても後ろに人がいないのを確認して竿をまっすぐに引く。
4、とにかくいそうなところには投げておく。
5、エサは、アオムシ、ゴカイ、マムシ、チロリなどが定番。
6、丈夫な竿とリールを使う。
7、リールの道糸がよれてもつれやすくなったら交換する。(ゴミは持ち帰る)
8、エサの大きさは針サイズ程度で小さくてもいい。
9、オモリや仕掛けは何通りか用意する。
10、道糸がたるんできたら糸を巻いて張った状態にするなどを参考していただければと思います。
最後にのんびり釣りを楽しむのも結構いいものです。
寒くて車の中で寝ていても釣れるのですから・・。
これからカレイが面白い!