釣りは楽しい!!?と、簡単には言うことはできるし、「楽しい」「癒せた」「リフレュシュできた」などの言葉はいらない「無心状態＝無我夢中」になれることが、一番楽しい釣りだと我輩は思っています。
そこで今回は「無我夢中」になる、なっていただけるように、いろいろな角度から記述したいと思います。
すでに「釣り吉」と言われている方はすでに「無我夢中」なのでごめんなさい。
某新聞で女性の釣り人へのアンケートを見ましたが、楽しい理由として上位には「釣り上げる時のスリル感」「持ち帰って食べる楽しみ」があり、楽しくないと思う理由は「釣り場にゴミが落ちていたり、釣り場環境が汚れている」が最上位にあった。
もちろん、これはアンケートなので、本音とは若干異なるかも知れないが、これは男性にも共通する内容ではないかと思う。
しかし、釣りに関して「無我夢中」になるのは、狩猟本能なのか？概ね男性で、いろいろな釣りをするより、決まった魚や釣り方に夢中になっている釣り人が断然多い。
何事も極めることは永遠の課題であり大変難しいし、大学などの研究者でもジャンルは数多くあるのに、実際に研究しているのは、ほんの限られた領域だけであり、だからこそ、追求すればするほど、どんどん深みにはまってしまい、食べるのも風呂に入るのも寝るのも忘れて日々研究に没頭している。
まず、一つ目は「釣りジャンルは絞る」ほど、夢中度がUPするということである。（写真はチヌ・福井県・金丸渡船にて）
次に、何をどれだけ釣りに来たのかが明確かどうかが重要で、関東の船釣りでは、マアジ釣りが目的の場合は、いくらマダイやメジナが釣れても「外道」としてオマケ扱いとなり、目的魚以外は釣れても決して嬉しいのではなく、仲間内では冷やかされたりして恥ずかしくも思う。（※最初から五目目当ての、五目釣りもある。）
もちろん、「何か釣れればいい」では目的魚がないので、没頭するのは難しい。
二つ目は、「決まった時間に何の魚を何匹（Kg）釣る」気持ちが釣りを更に楽しくしてくれると言うことだ。（写真はグレとイサギ・和歌山県・上野渡船にて）
目標数値を決めて精一杯チャレンジすれば、釣れなくても釣れなかった原因を知りたくなるし、適当にやれば釣れなくてもショックはないが、釣れない原因にも興味がわかない。
回りで自分だけ釣れなかった場合など、ショックが大きければ大きいほど、あの手この手と考えるのが人間の知恵とやる気が芽生える最高の瞬間であろう。
競争の激しかった団塊の世代が今もバリバリ元気なのと同じで、「ゆとり教育」では、日本は決してたくましく賢くならない。
野球、サッカーなどのスポーツ、勉強、研究、芸術なども、いかに多くの苦しみと挫折を味わうかが成長するための条件であるのと同じであろう。
最後に、目的の釣りがいまひとつ決まっていないなら、ついつい嵌ってしまうジャンルがいくつかあるので、私がプロデュースしている釣りサイト「釣りまっせ！FishingCat」のTOPメニュー17ジャンルから一つを選んでとにかくそれに没頭して欲しいと思う。（有料公式サイト）
ちなみに当サイトは数年前から、タコ専用ジャンルを設けたが、関西では今年はタコが異常に沸いており、かなりの釣り人がタコ釣りに思いっきり嵌っている。
いずれも最初に少しハードルがあるように思うが、現時点で釣れそうなジャンルを選べばよいだろう。
最初の一歩さえ踏み出せば、道具は今は安くても揃えられると思う。
ますます、日本もストレス社会になってきており、釣り場に来た時ぐらいは仕事のこと、家庭のことなどはすべて忘れて目的の魚のみ釣るために無心になって「無我夢中」に釣りができれば人生最高！嵌ることへの思い切り、挫折感を味わう覚悟の勇気？と集中力が、きっと明日への活力を養ってくれることに違いないと思っています。
できれば最初の一歩は友人、知人も一緒に引き込んでみては？・・・。（写真はヒラメ・千葉県・太幸丸にて）
