7月になると、食べても美味しい、釣っても楽しい、いよいよ「タコ釣り」のシーズンインです。
釣具屋では写真のようなタコの形をした「タコジグ」を多くみかけるようになります。
では、どうすればこのような「タコジグ」を使って、多くのタコを釣り上げることができるのでしょうか?
実際に仕掛けは持っているが、釣れた試しがない(;へ:)方も結構おられるのではと思い、今回は、「マダコ釣り」の重要ポイントについてスポットをあてることにしました。
仕掛けは進化するもので、新しいものでは「タコエギ」というのも販売されており、カケバリの形が上に向いています。
これは、投げて誘いをかけて釣る方法でオモリが軽く、十メートルぐらいの近場を釣ることができます。
しかし、昔からのスタンダードは、やはり「タコジグ」「タコテンヤ」です。「タコジグ」の形は概ね似ていますが、色は、「赤」「ピンク」「白」の3種がほとんどで、濁りや天候によって使いわけます。
では、タコ釣りのポイントとしては、1場所、2仕掛け、3エサ、4釣り方が最重要ですが、1の場所は、関西では「神戸の七防」や「大阪の南港」は1級ポイントとして有名ですが、もっと身近なところではどのような場所にいるのかについてお話しますと、「イガイなど岸壁に貝がついているところ」「潮通しが良いところ」「タコが隠れることができるような岸壁に継ぎ目や割れ目があるところ」です。
2の仕掛けは、「タコジグ」の1本仕掛けか2本仕掛けまたは、遠投できる「タコテンヤ」です。3のエサですが、「タコジグ」は、擬似エサのみで、エサはつけません。
「タコテンヤ」には、カニなどの擬似エサがついているものもありますが、アジなどの魚やワタリガニをくくりつける方がヒット率はあがります。
ちなみに神戸港で毎投ヒットさせる「タコ釣り名人」は、「生のニワトリの皮」を長方形に切ってこれをエサにしています。
最後に4の釣り方ですが、名手は、固い竿にスピニングではなくベイトリールをつけて、アタリがあれば強く合わせて、緩めず一気に巻き取って釣り上げます。
また、貝や海草などの根ガカリの多い釣りなので、道糸は8~15号程度にして、根ガカリしても仕掛けを切らずに強く巻き上げて仕掛けを上手くはずします。
いずれも、誘いをかけてアタリがあれば強く合わして釣るのですが、誘いも日によって微妙に違うので、奥も深く楽しいところです。
釣り場ポイントがバッチリ当たり、一旦釣れ出せば、面白いように釣れるのがタコ釣りの醍醐味です。
1年中釣ることはできますが、7月中旬~8月末ぐらいまでは数釣りができますので、ぜひこの時期にタコ三昧で楽しんで欲しいと思います。(写真は、明石市役所裏)