今や「釣り大国日本」の釣具は、種類も多く何でも揃っており、何を選んだら良いのか?迷うぐらい多種多様です。
いろいろと迷うなら、この際、なんとなく釣れそうで、格好よくて、使いやすく、手作りでも比較的簡単に作れる釣具をいくつかピックアップしてみました。
まず、手作り釣具の定番と言えば、「ウキ」です。
今や1本ウン万円?のプレミア付きの「馬井助シリーズ(写真・現在は製造していない)」は川や池の釣りで昔に使われたスタンダードの人気ウキで、「桐+竹の足+漆の変わり塗り」で作られています。
道具と材料は、「旋盤」「桐棒」「竹ヒゴ」「漆」があればよいでしょう。
今でも製作者により1本1万円以上の値が付く「へらウキ」は、「トップのパイプ(ソリッドもある)+胴の孔雀(カヤもある)+足のソリッド(竹やカーボンもある)」で作られています。
材料は、「蛍光塗料(赤、緑、オレンジ、黒)」「パイプ(ソリッド)」「孔雀(カヤ)」「竹(ソリッド、カーボン」「ウレタン」の他、ボンドやカミソリがあれば作れます。
海用の「チヌやハネ」用の棒ウキもへらウキの大型番となり、コーディングを厚くして丈夫に作られます。
その他、海用の「どんぐりウキ」は、「桐+真鍮パイプ+オモリ(内蔵)」で作られ、「蛍光塗料」と「ウレタン」を塗って仕上げます。
その他の手作り釣具として「竿」「エサ入れ」「小物入れ」「タモ網」などは、軽くて、水濡れ、防虫、ゆがみなどにも強い「竹・桐・ヒノキ・カヤ」がよく使われています。
仕上げの塗料やコーディングですが、高級品は「本漆」を何回も塗り重ねており、廉価版は、「カシュー」「ワニス」「オイル」を塗っています。
特にシンナー系塗料は、火気に注意が必要なのと、吸引すると体に良くないので、時間がある方で、風格を持たせたいのならぜひ「本漆」を試していただければと思います。
きっとあなたの周りをあっと驚かすことでしょう。
さらに、あなたの名前が入った「焼印」を押せば、お宝釣具として渋くてかっこよくなります。
最後に自分の釣りをするのに、少々曲がっているウキでも十分に釣れますし、フタがうまくしまらない箱でも愛着があり、これも手作りらしくて結構いいものです。
世界に一つの釣具にぜひチャレンジしていただければ釣りの世界もさらに広がることでしょう。
現在、「釣りまっせ!」「松生(まっせ)工房」では、なかなか入手できない「手作り釣具の材料など」を販売しています。