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無料オープンソースの有効性:失敗事例

無料オープンソースの有効性

今や世界中のIT技術者が、無料のオープンソースやプラグインを開発し、それを試してもらったり、また寄付をもらって、モチベーションを上げては更なる開発を熱心に行っている。

誰もが利用したことのある「ウィキペディア」のオープンソースである「Media Wiki」を使って「日本つり大事典」というのを開発した時の私の失敗例です。

優秀な人材を多く抱えており、しかも資金も膨大にあるのに、「iOS」「Facebook」など世界トップクラスのほとんどは、社外のデベロッパーを常に募り、新たな開発をさせているのはなぜだろう?と思う方も多いのではないか。しかも、これは日本的物創り発想ではないだろう。

しかし、ここ10数年でこれだけ進化を遂げたインターネットを代表とする複雑化を避けられないIT業界においては、社内だけの限られたソースの技術やアイデアだけでは、モニターも少なく、斬新なものが生まれなくなってきている。

そして、オープンソースでいち早く有名になった「Linux」だが、日本では、RedHat、Turbo、Vineなどが有名で私も使ってみたが、RedHatのみ有料でサポートが受けられたので、それを導入し、自社サーバにしたことがあった。しかし、あれほど一世を風靡した「RedHat」さえ縮小し、今や「CentOS」が主流になりつつある。

ということは、これから数年先もまだまだ変化が起こり得ることは誰しも想像ができることだろう。

さて、本題だが、先述した「Media Wiki」の無料オープンソースを使い、「RedHat Linux」でサーバを立ち上げて、2009年に自由に魚釣り事典を作り、「魚釣り」を広く一般の人にも知ってもらおうと考えたのが、「日本つり大事典」だった。

無料オープンソースの有効性

最初のコンテンツや「Media Wiki」のバグつぶしや改良などで、サイトオープンまでに1年半も費やした。

まず、サイトオープンして驚いたのが、1週間もしないうちに「バイアグラ」などのリンクを貼ったスパムの書き込みが続々と来るのである。急いで、ログインしてからでないと書き込みができないように変更しても、ダミーのメールアドレスやIDで止まることがない。

1.引き続き、手動で、スパムと思われるIPアドレスを登録していっても一向に追いつかない( ;∀;)
2.別の方法で開発しようと思っても、かなりのプログラムを変更したので、「Media Wiki」をバージョンアップしても、少ない開発者では到底間に合わない( ;∀;)

3.あれよあれよという間に半年~1年が過ぎてしまい、最終的に閉鎖せざるえないこととなった( ;∀;)

のんきな日本人では、「こんなことはしないだろう」とつい思ってしまうが、海外からは、そんなことはお構いなしで攻撃を仕掛けてくるので、インターネットの怖さをとことん思い知らされた。なんと数十万件のスパムが書き込まれていたように思うし、サーバもログだけでも一杯になっていた。

おそらく、クリック課金で収入を得ようとしているハッカーが、世界中の「Media Wiki」を使ったサイト用のプログラムをすでに作っていたのだろう。

最後に、優良な「無料のオープンソース」は積極的に活用すべきだと思うが、常にセキュリティ対策、機能拡張やバグ修正などのバージョンアップがされるので、PHPやJavaScriptなどできる限り手動でのプログラム変更はしない方がいいと思いますよ。

セキュリティ対策のバージョンアップがあるたびにプログラムを書き換えていかなくてはならなくなるので、、、。

<松岡まさる(マツボンズ)の公式SNS>

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