まず、「フィギュア」と聞くと「フィギュアスケート」のイメージを多く持っておられる方も多いかと思いますが、我輩を含めて釣り人の多くは「釣りオタク」でもあり、今回は釣り業界の売上の8割を占めていると言われている「釣り(オタク)=自分」と「フィギュア」を無理やり考えてみることにしました。
フィギュアは、日本語で表現すると「人の形を模したもの」を指すらしいが、日本では食玩ブームで人以外にも、昆虫、魚、動物、鉄道など「ミニチュア全般」をフィギュアと呼んでいる。(写真は海洋堂のクワガタフィギュア)
釣りが好きな人は、食べる食べないは別として「魚」が大好きであるが、フィギュア製作者(原型師や造形師と呼ぶ)の中にももちろん、魚が好きな人も数多くいるわけである。
魚のフィギュアの特徴は大きく2種類あり、「単に小さくコピーしたもの」「実際の魚とは想像がつかないくらい形を変えたもの」に分かれるだろう。
ちなみに仮面ライダーはトンボだし、ガメラは亀、ゴジラはトカゲ?をイメージさせてくれる。
フィギュアはさまざまな種類があり、数が多く、その中でもワクワクするのがやはり魚関係のフィギュアであった。(写真は等身大の魚の怪獣?フィギュア)
釣りは見えない水中をイメージする「想像の世界」でもあり、過去に行った「ワンダーフェスティバル」では、1日で4万5千人ほど来られ、しかも上は80歳ぐらいの女性1人で来られている方もおられ、美少女やガンダム以外にもガラモン、ゴジラ、ウルトラマンなどの怪獣やヒーローから魚までフィギュアの世界の奥の深さを改めて感じたのである。
出展していた3万円ほどのガラモンがどうしても欲しいので値切っていた60代ぐらいのおじさんがいたのを見たが、出展者=製作者はどうしても値引きしない姿勢も製作者のポリシーがひしひしと伝わり、普段あまり目にすることがない微笑ましい光景で思わずにやけてしまった。(写真はカプセルQミュージアムの魚フィギュア)
(後編へ続く)