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温暖化による釣り魚の変化?

とにかく今年の夏は暑かった!
今も釣りのボランティアを現役で行っている70歳?以上の釣り名人何人かに聞いてみたが、皆さんすべて、このような暑い夏はいまだかつてないとのことだ。
また、彼らが共に口にするのは「この15年で釣れる魚が変わってしまった」ということだ。
人間も同じで、自然界は絶えず競争があり、認めたくはないが弱肉強食だと言わざるを得ない。
今回は「温暖化による魚の変化」について、私のいる関西での海水魚の現状を交えてお伝えしたい。(写真は「(公財)日本釣振興会 兵庫県支部主催」の釣り教室のベテラン講師陣)
日本釣振興会兵庫県支部

例えば、昔から釣りをしている投げ釣り師なら感じているはずだが、今まで何処にでもいて釣れすぎて困る魚が最近全然釣れない!?というのがあるだろう。
「地方名:テンコチ、ガッチョ、メゴチ、ネズミゴチ、ネズッポ、ノドクサリ、ネバゴチなど。正式名:ノドクサリ」が全然釣れなくなっている。
その逆で今まで見たことのなかった魚が釣れる様になってきているのだ。

サンバソウ
例えば、「正式名:小さなスズメダイ」や「地方名:サンバソウ(イシダイの幼魚)、正式名:イシダイ」だ。
もともとスズメダイは、日本列島の南に多くいる魚らしいが、関西にまで上がってきているようだ。(写真は、サンバソウ「イシダイの幼魚」)
神戸の平磯海づり公園で釣り教室の講師をしていた時に、ゴミ袋かと思いきやとてつもなく大きな世界最大の「エチゼンクラゲ」が2つ流れてきたのを見て驚いた経験がある。
日本海と瀬戸内もわからなくなったのか?と。(写真はエチゼンクラゲ。出典:Wikipedia)
エチゼンクラゲ

しかしながら、このように温暖化現象の今でも、昔も変わらない魚も多くいるので、地球温暖化による魚の変化を考えるにはもう少し掘り下げていくことも必要だろう。

魚の場合移動できるので、大きく2パターンで行動や生態が変わるはずだ。
1つめは「水温による移動」、2つめは「エサの確保による移動」であろう。
明らかに魚体そのものが減っているのは、もっと他に原因がありそうだが、これらの移動によりエサの確保が困難になったのか?生命力、順応性がもともと強い魚ではなかったのか?特定の物質(化学薬品など)に弱い魚だったのか?魚の取りすぎが原因なのか?はよく分からない。
魚の移動性については、人間にも言える事で「エスキモー人」「アフリカ人」など我々からすると住みにくいと思うが、彼らにとっては今の環境が最もよく、我々が住みやすいと思っている環境では、すぐになじめず体調を崩してしまうらしい。

昔、真冬に私の父がアフリカ人を連れてきたことがあったが、ずっとコタツに入ったまま震えていたのを思い出したが、数ヶ月や数年では環境の変化に慣れないのかも知れない。

これらのことを考えると、地球温暖化によってすぐに環境の変化に対応できる魚は生き延びるが、できない魚はいなくなるのではないか?と思える。
コンピューターなどの最新技術は別についていけなくてもいいと思うが、生きることそのものは、「環境への順応性」が不可欠で、我々の祖先も数千万年前からこれらの地球の環境の変化に対応してきて生き延びたのだな~と人間の持っている優れたDNAの偉大さにつくづく感謝したいと思っている。

<松岡まさる(マツボンズ)の公式SNS>

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