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自作釣具とメンテナンス・前編

秋もあっという間に過ぎ去り、食べてもおいしい冬の釣りの時期になりました。
冬はワカサギやトラウトをはじめとしたこの季節ならではの釣りはもちろんのこと、来春に向けた釣りの計画や準備などいろいろとやりたいことがあるのではないでしょうか?
釣り人にとって魚釣りはもちろん生活の一部ですから。
では、今回は「自作釣具とメンテナンス」についていくつかを記述します。
海老箱
以前に掲載した「竹竿と竹の種類(2016/09/03UP)、本漆と合成(新)漆塗りの違い(2016/10/04UP)」も併せて読んでいただければ嬉しく思います。(写真は昔に譲ってもらった海老箱を直したもの・小物も入り椅子になる。オガクズを入れて生き海老を入れる。)

類も自分だけのオーダーメイドがあるように、ある程度釣りを長くしていると釣具も自分だけのものが欲しくなるものです。
昔の人はほとんど国内の手作りだったが、今は中国、韓国、マレーシア、ベトナム、インドネシアなどの海外で生産されるのが多いのですが、技術やノウハウが海外に流出してしまうので、少々高くても日本製が売れる世の中になって欲しいと個人的には強く思っているのですが・・・。]

まず、釣り具の中で比較的簡単に自作可能なものは、「ウキ」「ルアー」「短竿」「エサ箱」「小物入れ」「タモ網」がありますが、いずれも加工しやすい「木」を使うのが基本です。
自作なので出来ばえはともかくにして、学生時代に技術の授業で習ったことで十分でしょう。
竹のへら竿
その他、仕掛けなどは、市販の釣り針とラインなどがあれば「オリジナル仕掛け」も決して難しくありません。(写真は竹のへら竿をメンテナンスしたもの)

木工用の主な道具は、「ノコギリ」「ドリル」「工作用カッター」「ヤスリと水ペーパー」などがあればなんとかできるものです。
その他材料については、
■「ウキ」・・・トップのパイプは市販を使う。差込部は竹ヒゴ。
■「ルアー」・・・アイ(目)、フックは市販を使い、中の針金は丈夫なステンレス系がよい。
■「短竿」・・・水分をあまり吸っていない11~1月頃に取れた竹(「竹竿と竹の種類」を参照)を1年以上乾かして使う。
■「エサ箱」・・・できれば虫が付きにくく、軽くて加工しやすく、時間がたっても変形しにくい「桐」「杉」など。
■「小物入れ」・・・同じく「桐」「杉」など。
■「タモ網」・・・曲がりやすい「カヤ」か「モミ」の枝の部分を湯気で曲げて丸くして作る。
となりますが、実際の現物を見るのが、生きた教科書なので、ぜひ自ら研究して欲しいと思います。
カニ用のエサ箱
後半は漆塗りを使った塗りのメンテナンスなどについて記述します。(写真はカニ用のエサ箱)

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