今回は、日本海（網野～若狭）周辺の船の五目釣りについて記載したいと思います。
五目釣りの五目とは、魚の種類が5種類という意味で、最初から複数の魚を釣る目的の釣りを五目釣りといいます。
日本海での地磯や堤防ではチヌ、グレなどを狙うことが多いですが、船釣りでは4～10月末は初心者や家族連れのに人気もあり面白いです。
特に注目したいのは、「魚種が豊富であること」で、網野（外海）～若狭周辺は、地磯をはじめ、海中に天然漁礁が多くあるのと、冬は漁に出ることも少ないので、特定の魚種のみが多くなることもなく、自然に豊富な魚が共存共栄していることも大きな要因であると思われます。
一度食べればわかりますが、明石のマダイ、関サバに劣らないほど、すべての魚が美味しいのも嬉しいことです。（写真は、福井県・幸洋丸 TEL:0770521630にて）
例えば、五目釣りで有名な6～7月の網野沖周辺だけでも、一隻でマダイ、メジロ、ヒラメ、イサギ、ガシラ、アコウ、マトウダイ、ハマチ、チダイ、レンコダイ、イソメバル、カワハギ、アマダイ、メバルなどが釣れており、これからはシロイカも期待できます。（京都府・丸田丸 TEL:09034907239）
また、同じくこの時期の小浜沖周辺では、マアジ（40オーバー）、マイカ、スルメイカ、コダイ、カイワリ、イサギ、ガシラ、アコウ、サバ、マハタ、ハナダイ、ウマズラハギ、アマダイ、オキメバル、ムギイカ、ウルメイワシが釣れています。（福井県・幸洋丸 TEL:0770521630 写真は大アジ）
船釣り仕掛けは、約3mほどの30～50号の同調子（5：5か4：6）竿にPE4号をリールに300mほど巻いたものがあれば概ね日本海のどこでも使えます。
あとは、フカセのマダイ仕掛けやイカの仕掛けを付ければいいので、1つの竿とリールのセットさえあれば、いろいろな魚にも案外使い回しができるので、経済的でもあります。
さらに日本海の船釣りの仕掛けを大きく分類すると「オリジナル仕掛け」「マイカ仕掛け」「スルメイカ仕掛け」「完全フカセ仕掛け」「胴付きフカセ」がありますが、日本海用をショップで尋ねれば市販仕掛けで概ね入手可能です。
舞鶴自動車道路で小浜まで、時間や経費も思ったより安くすみ、美味しいお土産も期待できますので、にわかに人気が上がってきているのが、この日本海の釣り（網野～若狭周辺）です。
その他チヌの筏釣りも遠方からの釣り人も多く常連客も多いです。
これからの時期が盛期ですので、熱中症対策を十分の行なった上で、まだ「日本海の船釣り」を経験されておられない方には、ぜひ釣行をオススメします。きっと満足いただけると思いますよ。（写真は福井県・F･MOLAMOLA TEL:0770770202 マダイ85cm）
